クリストファー・ノーラン監督の映画『オデュッセイア』を、公開初日にIMAXで観てきました。
約2800年にわたって語り継がれてきた古代ギリシアの叙事詩を、ノーラン監督がどのように映画化するのか。公開前からかなり楽しみにしていた作品でしたが、実際にIMAXで観てみると、やはり映像のスケールはケタ違いでした。
特に印象に残ったのが、トロイの木馬のシーン。
圧倒的な映像美にすっかり釘付けになり、「やっぱりIMAXで観てよかった!」と心から思える映画体験でした。
そして映画を観終わった直後、今度は別のことが気になりました。
「原作の『オデュッセイア』では、いったいどんな物語なんだろう?」

そこで今回は、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』をAudibleで聴いてみました。
この記事では、映画『オデュッセイア』の原作・原典について簡単に紹介しながら、実際にAudibleで聴いてみた感想や、映画を先に観てから原典を聴く面白さについてまとめます。
\ 初めてなら30日間無料で聴き放題 /
映画『オデュッセイア』の原作は?

映画『オデュッセイア』の背景にあるのは、古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』です。
『イリアス』と並ぶ古代ギリシア文学の代表的な作品で、ホメロスの作品として古くから伝えられてきました。
物語の中心となるのは、トロイア戦争を終えた英雄オデュッセウス。
戦争が終わったにもかかわらず、彼は故郷イタケへなかなか帰ることができません。
海を渡る長い旅の中で、神々や怪物、さまざまな人々と出会い、多くの試練を乗り越えながら故郷を目指します。
つまり『オデュッセイア』は、単なる「トロイア戦争の物語」ではなく、戦争を終えた英雄が故郷へ帰還するまでの壮大な旅の物語です。
この記事では便宜上「原作」と表現していますが、より正確には、映画の背景にある古代ギリシアの叙事詩・原典と考えると分かりやすいと思います。
映画を観たあと、原典『オデュッセイア』が気になった
僕の場合、映画を観終わって真っ先に感じたのが、「原典ではどう描かれているんだろう?」という好奇心でした。
映画版は、原典の物語をそのまま映像化したものではありません。
ノーラン監督自身の解釈や映像表現が加わることで、古代の叙事詩が現代の映画として再構築されています。
だからこそ、僕は映画を観たあとに原典を知りたくなりました。
「映画ではこう描かれていたけど、原典ではどうなっているんだろう?」
そんな疑問を持ちながら原典を聴いてみると、映画だけを観たときとは違った面白さが見えてきます。
『オデュッセイア』の原作をAudibleで聴いてみた
原典を読もうと思ったものの、相手は古代ギリシアの長大な叙事詩です。
正直、「これは紙の本で読み切るには、ちょっとハードルが高いな……」と思いました。
そこで見つけたのが、Audibleで配信されている『ホメロス オデュッセイア 上』(松平千秋訳)です。
上巻だけでもかなりのボリュームで、Audible公式の再生時間は11時間48分。
「上巻だけで約12時間って長すぎない?」と思うかもしれません。

ただ、僕は普段からAudibleを倍速再生で聴いているので、実際にはそこまで長く感じませんでした。
そして何より良かったのが、ナレーター(北斗 誓一さん)の聴きやすさです。
倍速にしても言葉がスッと頭に入ってきて、長時間聴いていても苦になりません。
通勤や移動時間などに少しずつ聴き進めていけば、思っていたよりもずっとスムーズに物語を楽しめました。
映画『オデュッセイア』と原典の具体的な違いは?

映画を観たあとに原典を聴くと、「どこがどうアレンジされているのか?」という違いが鮮明に見えてきます。
1. 物語の語り口と時系列の違い
映画で圧倒的なインパクトを残した「トロイの木馬」のシーン。原典の『オデュッセイア』では、実は冒頭から木馬の戦いが描かれるわけではありません。原典は戦争が終わり、オデュッセウスが流浪の旅に出てからの物語であり、過去の戦いは回想や語りの中で明かされていきます。
2. 神々の介入とノーラン流の解釈
原典ではギリシア神話の神々がダイレクトに人間の運命に介入してきますが、ノーラン監督はそれを現代的なドラマや映像美として見事に再構築しています。「ノーラン監督が古代の神話や試練をどう解釈し、映像に落とし込んだのか」という視点で原典を聴くと、映画の深みが一気に増します。
『オデュッセイア』はAudibleで聴くのに向いている?

Audibleで聴いていて、もう一つ気づいたことがあります。
それは、『オデュッセイア』はそもそも「耳で聴く」のと相性がいい物語なのではないかということです。
『オデュッセイア』を含む古代ギリシアの叙事詩は、もともと文字だけで静かに読まれていたわけではありません。
古代ギリシアでは、吟遊詩人たちによって物語が口頭で語り継がれていきました。
つまり、何千年も前の人々も「耳で物語を楽しんでいた」わけです。
それを現代では、イヤホンをつけてAudibleで聴いている。
古代の吟遊詩人とAudibleはもちろん別物ですが、「長い物語を語りで楽しむ」という点では、不思議なくらい相性がいいように感じました。
映画を先に観てからAudibleを聴くメリット
今回、僕は「映画を先に観てからAudibleを聴く」という順番でした。
そして、これはかなり良かったと思っています。
映画でオデュッセウスの姿や神々、戦場や海の情景、そして作品全体の世界観をすでに映像で見ているので、Audibleを聴いていても頭の中に自然とイメージが浮かびます。
「映画ではあの場面、こんな感じだったな」と思い出しながら原典を味わえるのが面白い。
逆に、原典を知ったあとで映画を観れば、最初に観たときには気づかなかった部分にも目が向くはずです。
映画とAudibleを別々の作品として楽しむのではなく、両方を行き来しながら楽しめる。
これが今回の体験で感じた一番の面白さでした。
映画『オデュッセイア』を観た人にAudibleをおすすめしたい理由
『オデュッセイア』は、映画だけでももちろん楽しめます。
僕自身、IMAXの圧倒的な映像にはすっかり心を奪われました。
ただ、映画を観て少しでも「この壮大な物語の原典って、本当はどうなっているんだろう?」と思ったなら、Audibleで聴いてみるのは面白い選択肢だと思います。
特に、こんな人には向いていると思います。
- 映画『オデュッセイア』を観て原典が気になった人
- クリストファー・ノーラン監督の作品が好きな人
- 映画と原典の違いを楽しみたい人
- ギリシャ神話や古代ギリシアの英雄譚に興味がある人
- 『オデュッセイア』を読んでみたいけれど、まとまった読書時間が取れない人
- 移動時間などを使って長編作品を楽しみたい人
特に長い作品だからこそ、Audibleの「耳で聴く」というスタイルは便利でした。
\ 初めてなら30日間無料で聴き放題 /
『オデュッセイア』Audible下巻は2026年11月20日配信予定
今回僕が聴いたのは上巻ですが、下巻の配信予定日は2026年11月20日です。
上巻を聴き終えた今の正直な気持ちは、「早く下巻が聴きたい!」の一言。
そして、個人的にもう一つ楽しみにしていることがあります。
それは、上下巻を聴き終えたあとに、もう一度映画館で『オデュッセイア』を観ることです。
できれば下巻が配信される11月まで、映画がロングラン上映されていてほしい。
最初は何も知らない状態でIMAXの巨大スクリーンを観ました。
でも次は、原典を最後まで知った状態で観ることになります。
同じ映画でも、最初とはまったく違うところに目が向くはずです。
まとめ|映画のあとに、耳でもう一度旅をする
IMAXで映画『オデュッセイア』を観て、その世界に引き込まれ、その勢いでAudible版『ホメロス オデュッセイア 上』を聴いてみました。
実際に聴いてみると、大作でありながら倍速再生や聴きやすいナレーションのおかげでスムーズに楽しめ、移動時間の最高のエンタメになりました。
そして、もともと口頭で語り継がれてきた叙事詩だからこそ、現代のAudibleで「耳から楽しむ」というスタイルが意外としっくりくるのも面白いところです。
映画と原典には違う部分もあります。
でも、その違いも含めて面白い。
ノーラン監督の解釈を映画で堪能し、その後に原典をAudibleでじっくり味わう。
個人的には、この順番で『オデュッセイア』を体験できたのは本当に良かったと思っています。
11月には下巻の配信も控えています。
上下巻を聴き終えたあと、もう一度IMAXのスクリーンへ戻る。
そんな「二周目のオデュッセイア」を、今から楽しみにしています。
現在オーディブルでは、初めての方や久しぶりの方に向けたオトクなキャンペーンを実施しています。
「30日間の完全無料体験」か、2026年10月19日までの期間限定で開催されている「4ヶ月間・月額99円」の特大キャンペーン、どちらかご自身のアカウントに適用される方を選ぶことができます。
まずは完全無料(または月額99円)で、『オデュッセイア』の壮大な世界に飛び込んでみませんか?
🔥 2026年10月19日(月)まで 🔥
※無料体験期間中に解約すれば、料金は一切かかりません。スマホからいつでも簡単に解約できます。

コメント