本屋に行くのが好きです。
特に買う本を決めていなくても、本屋を見つけるとつい入ってしまいます。
棚を眺めていて、装丁に一目惚れして買うこともあります。POPに書かれた店員さんの言葉に惹かれたり、帯のキャッチコピーを見て「これは読んでみたい」と思ったりすることもあります。
テレビで紹介された本も気になりますし、僕がよく聴いている『アフター6ジャンクション』で面白そうな本が紹介されると、やっぱり欲しくなってしまいます。
そうやって本を買っていると、当然ながら増えていくものがあります。
「積読(つんどく/積ん読)」です。
もちろん、読みたくないわけではありません。
むしろ読みたい。
でも社会人になって仕事をして、休日は子どもたちと過ごしていると、本を開いて30分、1時間とじっくり読む時間を確保するのは、思っていた以上に難しくなりました。
本棚を見るたびに、
「これ、まだ読めてないんだよな……」
と思うこともあります。
自分で読みたくて買った本なのに、なかなか読めない。
そこには、ちょっとした罪悪感もあります。
そんな僕が積読について調べてみると、意外なことが分かりました。
どうやら、積読は無理になくさなくてもいいらしい。
そしてもう一つ。
それでも読みたい本があるなら、「耳で読む」という方法もあるんじゃないか。
普段からAudibleを使っている僕は、そう考えるようになりました。
この記事を書いた人|ナギ
本屋を歩くのが好きで、気になる本を見つけるとつい手に取ってしまう会社員です。 仕事や子育てでまとまった読書時間を取りにくいこともあり、紙の本だけでなくAudibleも活用しています。
このブログでは、実際に使ったサービスや日々の体験をもとに、「これなら生活に取り入れられそう」と思える情報を発信しています。
- 積読そのものは、悪いことではない
- 「読みたいのに読む時間がない」と感じている人は少なくない
- 積読を全部消化する必要はない
- それでも読みたい本には、Audibleという選択肢もある
積読がある人は79%。僕だけではありませんでした
積読について調べてみると、かなり興味深いデータがありました。
丸善ジュンク堂書店が2019年、全国40店舗で本を購入した2,104人を対象に行った「読書環境に関するアンケート調査」です。
その結果、「積読がある」と答えた人は79%。
かなり多いですよね。

さらに、積読がある人のうち、6冊以上ある人は66%。31冊以上という人も23%いました。
31冊以上となると、なかなかの積みっぷりです(笑)。
では、どうして積読になってしまうのでしょうか。
調査で挙げられていた理由には、
「他に優先して読む本が増えた」
そして、
「本を読む時間がない」
というものがありました。
さらに約70%の人が、「読書時間を増やしたい」と回答しています。
つまり、本を読みたくないから積んでいるわけではないんですよね。
読みたい本が増えていくスピードに、読むための時間が追いついていない。
これは、まさに僕にも当てはまります。
しかも面白いのは、「読みたいときのため」に、積読になることを前提として本を買っている人もいたことです。
調査した丸善ジュンク堂側も、当初は「みんな積読を解消したいのでは」と考えていたそうですが、実際には必ずしもそうではなかったようです。
積読は「読めずに放置してしまった本」だけではありません。
「いつか読みたいときのために、手元に置いている本」と考えることもできます。
そう思うと、積読の見え方が少し変わってきます。
アトロクの「積ん読は最高だ!」特集が面白かった
積読について考えるうえで、もう一つ面白かったのが『アフター6ジャンクション2』で放送された特集です。
2026年2月18日の放送で組まれたのが、
「積ん読したって、いいじゃないか!もうすでに《積んでる》あなたを勇気づける、『積ん読』は最高だ!特集」
ゲストは、『積ん読の本』の著者で書評家の石井千湖さんでした。
普通なら「積読をどうやって減らすか」「積読をどう解消するか」という話になりそうですよね。
ところが、この特集は違います。
「積読の何がそんなにいいのか?」
そこを本気で語っていくんです。
これが、とても面白かったです。
読んでいない本があるから、知らない世界が残っている
番組では、書店「Title」店主の辻山良雄さんの言葉として、とても印象的な考え方が紹介されていました。
読んだ本しか家にないということは、自分がすでに分かっている世界しか家にない――という趣旨の話です。
これを聞いて、「なるほど」と思いました。
まだ読んでいない本は、
自分がまだ知らない世界そのもの
とも考えられるんですよね。
本屋を歩いていて、今まで知らなかった本に出会う。
タイトルが気になる。
装丁が好きだと思う。
POPを読んで興味を持つ。
帯を見て、それまで考えたこともなかったテーマが気になってくる。
その場ですぐに全部読めなくても、その本を家に持ち帰ることで、「まだ知らない世界」が自分の本棚に一つ増える。
そう考えると、それはそんなに悪いことではない気がします。
むしろ、そういう「まだ知らない世界」と出会えるからこそ、本屋は楽しいのかもしれません。
「積読があります」は「毎日ご飯を食べています」と同じ?
もう一つ印象に残ったのが、辞書編纂者・飯間浩明さんの言葉として紹介されていた考え方です。
積読になっている本があるというのは、
「毎日ご飯を食べています」と言うくらい自然なこと。
そんな趣旨のコメントでした。
ここまで言われると、なんだか笑ってしまいます。
でも、本好きの家に読んでいない本が何冊かあるなんて、確かに珍しいことではありません。
それなのに積読を見るたび、
「また読めていない……」
と反省する必要もないのかもしれません。
本を買うこと自体にも意味がある
番組では、作家・小川哲さんの考えとして、本を買うこと自体が読者からの意思表示になるという趣旨の話も紹介されていました。
これも面白い考え方でした。
たとえ、すぐに読めなかったとしても、その本を買う。
それは著者や出版社に対して、「この本に興味があります」と伝える一票でもあります。
そう考えると、
「買ったのに読んでいないから、この本は無駄だった」
とまで考える必要はなさそうです。
その本を買った瞬間には、
「知りたい」
「読みたい」
「面白そう」
と思った自分が、確かにいたわけですから。
積読は「読めなかった本の山」ではなく、
「まだ出会っていない世界を手元に置いている状態」
とも考えられます。
この考え方は、積読への罪悪感をかなり軽くしてくれました。
アトロクの「積ん読」特集をYouTubeで見る(18:35〜)
積読は悪くない。それでも、僕は読みたい
アトロクの特集を聴いて、
「積読があっても、別にいいじゃないか」
と思えるようになりました。
でも、それで、
「じゃあ読まなくてもいいや」
となったわけではありません。
やっぱり読みたい。
ここが僕の中では大事なところです。
積読そのものが嫌なのではありません。
面白そうだと思って買った本を、「時間がない」という理由だけで読めずにいることが、もったいないんです。
2026年にクロス・マーケティングが全国20〜69歳の男女1,100人を対象に行った調査では、自分の読書量を「少ないほう」と感じている人は64.4%。
半年間に読む本が「1冊未満」という人も51.2%でした。
「読書はした方がよいと思うが、なかなか読む時間がない」という人もいます。
本を読みたくないというより、読みたい気持ちはあっても、生活の中に読書時間を入れるのが難しい。
そんな人は、僕だけではないのだと思います。
そして、ここで一つ気づきました。
僕が気になっていたのは、積読そのものではありません。
「読みたいのに、読む時間がない」
という状態だったんです。
Audibleで「読書時間」の考え方が変わった
僕は普段からAudibleを使っていて、これまでにもたくさんの本をAudibleで聴いてきました。
ただ、ここは誤解のないように書いておきたいと思います。
僕自身、「家に積読していた本をAudibleで聴いて、積読を解消した」という経験があるわけではありません。
この記事も「Audibleを使ったら積読が全部なくなりました」という話ではありません。
では、なぜ積読の話でAudibleなのか。
それは、Audibleを使うようになって、僕自身の「本を読む時間」に対する考え方が変わったからです。
それまで僕の中では、
読書=本を開いて座って読むもの
という感覚がありました。
だから読書をしようと思ったら、そのための時間を作らなければいけません。
30分。
できれば1時間。
落ち着ける場所で本を開く。
もちろん、そういう読書の時間は今でも好きです。
でも仕事や家のこと、子どもたちとの時間がある生活の中で、
「今日は1時間、本だけを読む」
という時間を毎日のように作るのは、なかなか難しいです。
その点、Audibleは少し違いました。
本を開く必要がありません。
移動しているとき。
家事をしているとき。
散歩しているとき。
一人で車に乗っているとき。
これまでなら「読書の時間」とは考えていなかった時間でも、本の内容に触れられます。
僕にとってAudibleの一番大きなメリットは、単純に「たくさん本が読める」ということではありません。
「読書だけの時間」を新しく作らなくてもいいこと。
これが大きかったです。

もちろん、一日が24時間なのは変わりません。
Audibleを使ったからといって、自由な時間が増えるわけでもありません。
でも、これまで読書には使えなかった時間を、本に触れる時間に変えられる。
実際にAudibleで本を聴いてきたからこそ、
「これって、積読している本にも使えるんじゃないか?」
と思いました。
積読している本をAudibleで探すのもアリかもしれない
ここからは、僕自身もこれから試してみたい積読との付き合い方です。
家にある積読の中から、
「これは本当に読みたい。でも、まとまった時間が取れなくて読めていない」
という本を選びます。
そして、そのタイトルがAudibleで配信されているか検索してみる。
もし聴き放題の対象になっていたら、紙で読む時間ができるまで待つのではなく、耳から読んでみる。
これなら、通勤や移動、家事などの時間を使えます。
もちろん、積読を全部Audibleで消化する必要はありません。
むしろ僕は、そこまでしなくていいと思っています。
大事なのは、
「紙で読む時間がない=この本は読めない」
と決めつけなくてもいいことです。
積読している本がAudibleにあるか探してみる
本棚に「読みたいのに、なかなか読めていない本」があるなら、一度Audibleでタイトルを検索してみるのも一つの方法です。
対象作品なら、紙で読む以外の選択肢が一つ増えます。
\ Audibleで読みたかった本を探してみる /
キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください
すべての積読をAudibleにする必要はありません
Audibleで聴けるからといって、
「これから全部Audibleで聴けばいい」
と思っているわけではありません。
紙の方がいい本も、たくさんあります。
たとえば、
- 図表を見ながら理解したい本
- 前のページに何度も戻りたい本
- 線を引いたり付箋を貼ったりしながら読みたい本
- 写真やデザインも含めて楽しみたい本
- 文章そのものをゆっくり味わいたい本
こういう本は、やっぱり紙で読みたいです。
一方で、小説やエッセイ、教養系の読み物など、耳だけでも内容を追いやすい本はAudibleと相性がいいと感じています。
だから積読についても、
📖 紙で読む
じっくり読みたい本。図表を見たり、前のページに戻ったりしながら、自分のペースで読みたい本はこちら。
🎧 耳で読む
Audibleでも楽しめそうな本。移動中や家事など、まとまった読書時間が取れないときにも。
📚 今は読まない
読むタイミングを待つ本。無理に消化しようとせず、「いつか読みたい」と思ったときまで本棚に。
この3つくらいに分けて考えてみてもいいのかもしれません。
全部を「早く読まなきゃ」と考える必要はない。
そう思うだけでも、本との付き合い方が少しラクになります。
積読をなくすために、本屋へ行く楽しみまでなくしたくない
おそらく、僕の積読はこれからもなくなりません。
これからも本屋には行くと思います。
装丁に一目惚れすることもあるでしょう。
店員さんのPOPにやられることもあると思います。
帯のキャッチコピーを読んで、
「これは面白そうだ」
と思って、予定になかった本を買うこともあるはずです。
アトロクで知らなかった本を紹介されたら、また欲しくなるでしょう。
でも、それでいいと思っています。
積読をなくすために、本との出会いまで減らす必要はありません。
まだ読んでいない本が家にあるということは、まだ知らない世界がそこにあるということでもあります。
その中で、
「これは今読みたい」
と思った本は、紙で読む。
まとまった時間を取りにくければ、Audibleにないか探してみる。
今じゃなければ、そのまま本棚に置いておく。
紙で読む。
耳で読む。
今はまだ読まない。
選択肢は一つでなくてもいいんですよね。
積読は、なくならなくてもいい。
でも、その山の中に、
「本当は読みたかった一冊」
が眠っているなら。
「読む時間がないから」と諦める前に、一度Audibleで探してみるのもいいかもしれません。
紙の本をやめる必要はありません。
「読む」に「聴く」という選択肢を一つ増やす。
僕自身も、これから積読との付き合い方として試してみたいと思っています。
\ 読みたかった一冊をAudibleで探してみる /
キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください
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